日誌(Leaflet)

三省堂書店神田神保町本店の開店へ

2026年3月19日、三省堂書店神保町本店がリニューアルオープンということで朝からオープニングセレモニーを見に行った

March 20, 2026

2026年3月19日、三省堂書店神保町本店がリニューアルオープンということで朝からオープニングセレモニーを見に行った。

テープカットの前に三省堂書店の亀井崇雄社長、樋口高顕千代田区長、作家の北方謙三や浅田次郎からのスピーチ。他にも歌人の俵万智や、街や業界絡みの方々が勢ぞろいしていた(敬称略)。

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三省堂書店神保町本店の開店を見に来てる

マイクを持って挨拶している浅田次郎マイクを持って挨拶している北方謙三。左隣は千代田区長
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三省堂書店開店のテープカット直前の様子

開店セレモニーのテープカットの準備をする様子

この開店セレモニーは靖国通り側の入口ではなく、すずらん通り側の入口側で執り行われてた。すずらん通りの端のブロックを完全に交通規制しており、その中でも書店前のブロックは取材陣用に規制されていた。私のような冷やかし組は枠の外から眺めていた。

セレモニーのあとに入店列へと並ぶ。最後尾はダイソーの前あたりであった。

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三省堂書店神保町本店の入場列。 ダイソーのところまで列が出来ている

最後尾のプラカードと、三省堂まで続く列

最後尾のプラカードを見ると「私が持ちましょうか?」と思ってしまうが、ここはコミケではない。10:00に開店し、上へ上がる導線のキャパの都合か、規制入場となっていた(入る前はどういう構造なのかまったく知らなかった)。入れたのは10:15くらい。

入店するとすぐに普通に本が並んでいたのが新鮮であった。改築前はすずらん通り側は雑貨売り場「神保町いちのいち」のエリアだったし、一階の入口付近は他にも雑貨系だったり、巨大なレジだったりと新刊の棚、雑誌、旅行系の雑誌やムックだったような記憶がある。

中心から目をそらすと一段と高くなっているエリアがあり、なにやらこちらを見ている見物人だったり取材陣がいる。面白い作りだなと思った(あとで寄って見たが、古本や特価本、自費出版系の本などが並んでいた)。

とりあえず上に向かおうとして靖国通り側入口の近くにあるエスカレーターのほうへ。そこでスタンプラリーの台紙が配られていたので手に入れ、上へ。

フロアガイド
もっと本と本屋を愉しむための次世代型書店、三省堂書店神保町本店の店舗内施設フロアガイドの情報を掲載しています。
https://jinbocho.books-sanseido.co.jp/floor

スタンプラリーはフロアマップにもなっているのだが、店内は面白い作りであった。同じ高さの細長い棚が整列して並ぶという旧来型の作りではない。

1階は中心が低く、端が高くなるよう、全体が谷型となっている。前述した高くなっているエリアから見下ろすと店の全体が見渡せるようになっている。

2階は通路から見れば斜め方向に棚が並んでいる。それぞれのエリアの横を通り過ぎた時でも棚の様子が見える、ということであろうか。

3階はフロアの中心から半径方向に外に向かって伸びる棚がぐるりとならんでいる。

2階も3階も壁は細かく区切られた小間が並んでいて、それぞれが人を包み込むように本の棚がある。3階でスタンプラリーを進め、漫画コーナーでちょうど3月19日に発売された「トラペジウム」のコミカライズ版を買うことにする。初めての店舗ということでどこに本があるのか探そうとしたが検索端末が見当たらない(フロアマップを今見てみたら各フロアにあることはあるようだ)。そういえば三省堂書店はアプリで検索できたよな、とスマホを取り出して探したら棚を教えてくれた。棚から取り出してレジへ。

三省堂書店神保町本店はリニューアル前は1階の集中レジで会計する方式だったように記憶しているが、今回の新店舗では3階にセルフレジがあった。案内のためのスタッフもいた。2階は見ていない。1階には対面レジがあったかも。小川町の仮店舗や有楽町店でセルフレジを経験済だったし、セルフレジの書店も増えているのでそんなもんかな。セルフレジの端末が少なくて列ができていたが、リニューアルオープンからしばらくすぎてピークが過ぎれば、この台数で十分ということなのだろうか。

かつて1階にあった雑貨店の「神保町いちのいち」は2階へ移動していた。かつては2階にUCCカフェコンフォート 三省堂書店神保町本社ビル店という喫茶店があったが、代わりに3階に「喫茶ちそう」という喫茶コーナーが出来ていた。12時が近づくと混むだろうと思いさっそくランチにすることにする。席を確保してカレーとコーヒーを注文した。

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三省堂書店神保町本店の3階の「喫茶ちそう」のメニュー

喫茶コーナーのメニュー。ドリンクやカレー、サンドイッチ、ケーキやプリンなど
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三省堂書店神保町本店でトラペジウム買いました。 カレーとコーヒーも

カレーライスとコーヒーとトラペジウムのコミック

この喫茶コーナー、席を確保し、カウンターで注文して呼び出しブザーを受け取り、呼び出されたらカウンターへと取りに行く形式。値段とかは今風である。味は好みであるし、量はまぁ、多くはない。結構スパイシーなので、辛いのが苦手な人は避けたほうがいいかも。私は好き。

今回は雰囲気を見るためだけに来たのでひたすらスタンプラリーを進める。台紙のマップにヒントはあるのだけど、全部を押すのは苦労した。え、こんなところにあるの?というのが一箇所あったのだが、これはすれ違った他のスタンプラリー挑戦者の方にヒントを頂いてクリアした。

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スタンプラリー、ようやくコンプリート。 最後の一個は他のスタンプラリー参加者の方に教えてもらった

三省堂書店神保町本店のスタンプラリーの台紙。すべて押せた様子

開店初日ということでひたすら混雑していたのでじっくりとは見れなかったが、総合書店であることは維持しつつも、回遊性を高めて本を見つけてもらうようにし、「広く深く」ではなく「広いが、そこまで深くはない。深さは神保町という街に任せる」という方向性なのかな、という印象だった。

Xなどでの反応を見ると、この新本店、昔からのヘビーユーザーには評判が悪いようだ。確かに量が減ったので、その分、この店舗から得られるものが減ったところがあるとは思う。

私が良く行く範囲で言えば、ジュンク堂書店池袋本店や、丸善丸の内本店あたりの巨大な書店の品揃えはすごいし、神保町や秋葉原近辺であれば書泉グランデ、書泉ブックタワー、東京堂書店、丸善お茶の水店、三省堂アトレ秋葉原1店や漫画・アニメ系書店で自分の興味の範囲であれば新刊はまかなえる。

実際には自分が住んでいる文京区内に良い書店が多いので新刊をチェックする程度であれば十分ではある。

そうはいっても神保町は毎週とまではいかないけど、月に5、6回の頻度で通ってる。新刊を期待する時は東京堂と三省堂書店の小川町の仮店舗、書泉グランデへ行っていたが、なんといっても古本目当てだ。

そんな神保町であるが、最近はだいぶ寂しくなってきている。靖国通りにしてもすずらん通りにしても本屋だったところが飲食店や棚貸しの店に変わっていったりした。裏通りにあったマニアックな本屋が消えたりもした。その代わり靖国通りの北側に面白い本屋が増えたりもしているけれど。

三省堂書店の新店舗に期待するのは神保町という街への総合的な入口で、深みは街の他の書店が補完できるようになって行ってほしい。巨大な総合書店はターミナル駅の近所や郊外では便利だが、神保町のような街の機能としてはそこまでのものは必要ないのではないだろうか。

秋葉原やインターネットの変化を眺めてきた経験からするとそう考えてしまう。なんでもある巨大なものができるとそこは賑わうけれど、その周辺は寂れてやせ細ってしまうのだ。

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Entrance To The World 三省堂書店神田神保町新本店竣工記念誌 という冊子が売られてたので記念に買った

Entrance To The World
三省堂書店神田神保町新本店竣工記念誌
1881-2026

と書かれた横向きの冊子の表紙

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